ぺぺ長谷川 さん と 近藤誠 氏 ④:なぜ手術をしなかったのか

がん(について考える)

 

こんにちは、siiです。ペペ長谷川さん(故人1966-2023, 享年56歳)のガン治療についての考えを追っています。

 

ぺぺ長谷川 さん と 近藤誠 氏 ①:当初の考え方
こんにちはsiiです。 ペペ長谷川さんは、ダメ連という知る人ぞ知る集団(?)で1990年代に活躍(?)したかたです。 Wikipedia:だめ連 Wikipedia:ペペ長谷川 彼のガン治療の考え方は、今でも私たちに疑問を投げかけています。...
ぺぺ長谷川 さん と 近藤誠 氏 ②:手術はしなかったのか
こんにちは、siiです。ペペ長谷川さん(故人1966-2023, 享年56歳)のガン治療についての考えを追っています。 引き続き彼の考えを追って行きましょう。 ぺぺ「がんになりました」  だめ連ラジオ「熱くレヴォリューション!」39回 14...
ぺぺ長谷川 さん と 近藤誠 氏 ③:亡くなった頃
こんにちは、siiです。ペペ長谷川さん(故人1966-2023, 享年56歳)のガン治療についての考えを追っています。 今回は、彼が亡くなった時期の動画を聞いてみたいと思います。 だめ連ラジオ「熱くレヴォリューション!」52回 part1 ...

 

今回は、なぜペペ氏が外科手術を受けなかったのか?についての動画を聞いて(見て)見たいと思います。

 

ぺぺ「がんの手術、切るか?切らないか?」   だめ連ラジオ「熱くレヴォリューション!」41回 後半

 

内容まとめ

 

動画内容を追って行きます。

 

①  4:45ごろ ペペ氏「手術失敗率10%位(術後1か月),手術成功後5年生存率20%(←あまり高くない、と本人談)」この数字をどう受け止めるかが手術を受ける/受けないの焦点になった。手術自体も10時間に及ぶことも懸念される。

② 8:00ごろ 神長氏「ガンが難しい所にある。それもペペが手術を躊躇する理由にもなるだろう」

③ 9:00ごろ ゲストの男性「数字として出た統計は老人も含まれているから当てにならないのではないか?」ペペ氏「いや、老人はそもそも手術を受けていない方が多いのだから・・・」

④ 11:00ごろ ペペ氏「現在(2020年9月1日)酷く状態がいい。」→だからガンが怖くない。神長氏「だから手術する必要ない、と思うんだろ?」ペペ氏「そう。なんで手術するのか、理由が分からなくなって来た」神長氏「”健康なのに手術”というのがわからないのは、わかる。しかし・・・」

⑤ 15:00ごろ 非常に重要な箇所。ペペ氏は肝門部胆管癌(かんもんぶたんかんがん)のステージは最後までわからなかった(最後まで手術を受けなかったから)。理由は(この動画の先の出来事を先取りすれば)、ペペ氏が開腹手術(外科手術)を受けなかったから。

⑥ 16:00ごろ ゲストなど「切らなかったら1年。」ペペ氏「それは、医師はデータがない。おれは例外だ。」やり取りからペペ氏は、手術を受けたくない、その理由を模索している。

⑦ 17:00ごろ 神長氏「オマエは近藤誠に感化されているようにみえるが、あれは過去の理論だ。実際、近藤誠に感化されて悲惨な結末に至った人もいる。実際そういう人(その故人の近親者みたいな人)の話を聞いたんだ!

⑧ 20:00ごろ 神長氏とゲスト「CTスキャンをしたところ、ペペ氏の肝門部胆管癌(かんもんぶたんかんがん)は早期ではない。中期。悪い方向に傾くことはあっても、良い方に傾くことはない。手術はするべきだ。」

⑨ 22:00ごろ ペペ氏「手術を焦るのはオレの方だ。一般人の方がガンに対して恐怖感(モンスター的なイメージ)を持っているからだ。」

⑩ 24:34ごろ ペペ氏「医師が言っていることは、要するに教科書的なことなんだ。」神長氏「しかし、転移の可能性は残っている(CTスキャン時は転移はなかったとしても)。」神長氏「要するに、手術せずにガンと共存して、やりすごせないか、と考えているんだろ?」

⑪ 28:00ごろ ペペ氏「要するに世界観(人生観)の話になる。」ゲスト「でも8割の人は手術するんでしょ?」ペペ氏「いや、ひとそれぞれだ。」

⑫ 29:55ごろ ここから「切らない=外科手術しない」というペペ氏の決定が述べられる。神長氏「要するに、切らずにガンで生き残った人に魅力を感じたんだろ?変態(常識から逸脱した人)に共感するオマエらしいな。」

⑬ 32:40ごろ ペペ氏は幼少期に盲腸の腹膜炎(盲腸と腹膜炎のつながりはよくわかりません)で医療ミスに近い下手な手術を受け、それに対する恐怖がある。

⑭ 34:00ごろ 要するに、ダメ連としての活動(現代文明、資本主義への反感と批判)の延長線上に、現代医療への拒絶感がある。但し、ペペ氏は医療そのものを否定しているわけではない。

⑮ 39:00ごろ ゲストのかたの発言が核心を突く。「要するに、色々言っているが、手術を避けるペペ氏の考えは、誰もが手術を恐れて至る考え方のひとつにすぎない。つまり、典型的な『逃げ』を難しく言っているだけだ。」←実際は、もっとやんわりと伝えている。

⑯ 44:22ごろ 参加者(ゲストと神長氏)は「手術を受けるべきだ」と明確に勧める。

⑰ 46:00ごろ もしかしたらペペ氏は死にたがっていたのかも知れない。ゲストのかたは生命倫理に携わっているらしい。ゲストの方は父親が終末期医療(看取り期)にある。ゲストのかたは、しかし、自分の議論が論破・批判的であるのを承知している。ペペ氏は、いわゆるQOL(生活の質)を伴う余生をすごしたい。それが「命のあり方」。そう考えると、ペペ氏は別に死にたがっているのではないのか?ペペ氏「ずっと病院に通って延命するのは、どうか?」医者の思考は、そこまで及んでいない。延命が正義だから。

⑱ 53:00ごろ ゲスト氏が「今決断しろ」と言う。神長氏「手術しない方が『活き活きと』余生を過ごせる。だから手術しない、が答えになるだろうか。」ゲスト氏は、自覚がなかっただろうが、ペペ氏に影響を与えたがっている(だから聞いていて議論が少々不快)。

⑲ 55:00ごろ 結局ガンについてはなにもわかっていない。だからこそ、他人を参照にして自分で考えるしかない。ペペ氏「医者は最初は半年、でも後になったら1年。テキトーだ。」ただの経験値の話。エビデンスがあるワケではない。ペペ氏はタバコを吸っている。

⑳ 58:00ごろ ドレナージュはしたみたい。

㉑ 1:04:00ごろ 生きる意味について議論をしているが、「これから生きる人」としてのゲスト氏の論調と、「死を強く意識している人」としてのペペ氏の間に、大きな溝がある。温度差がある。

㉒ 1:07:00ごろ ゲスト氏主導の「交流」「身体」「他者」「世界観とはなにか」といった議論が始まるが、はっきり言って論点がズレている。問題は、切るのか、切らないのかの決断。たとえ遠巻きにでもかかわるのだとしても、抽象的な議論はここでは興ざめ。なにも動かさない。特に、ペペ氏に訴えるところはない。神長氏「なんだか話が難しくなってきたなあ」

 

最後まで聞きましたが、結論は出ていませんでした。⑳まで聞けば充分でしょう。

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